学部(1~4年次)における教育方法の特徴
学部医工学コースは,一学年40名程度の少人数教育です.教育内容は実学と学際性を重視し,これを念頭に入れた下記のような特色あるカリキュラムを持っています.また,幅広い応用分野から専門を定める過程は時間を要するため,大学院への進学を奨励しています.
医工学は,電子・情報・画像・機械工学などの技術体系に基盤を置いて構成される学際的学問分野です.学科では,これら「電子」「情報」「機械」の3つの系を定め,それぞれの系における基礎的な科目について必修科目・重点科目として効率的に学習できる教育プログラムを構築しています.学生は自分が習得したい系をひとつあるいは複数選択し,その系の履修計画を立てることができます.


40名程度の少人数教育
少人数教育の利点を活かし,個人レベルでの進学・就職指導など一人ひとりにきめの細かい指導を行っております.
遍学単位制度
医学,薬学,看護学,理学,文学,教育学の6学部で関連科目の受講が可能です
- 遍学プログラム科目(他学科)
7学科15科目 - 遍学プログラム科目(他学部)
6学部13科目
医学系教員からの指導,共同研究
卒業研究や大学院の研究で実施されます.模擬患者接遇実習や手術への立会いなども行います.


学位授与方針
目標設定能力
健康・医療にかかわる医工学技術者として自己の目標を設定し,その実現において新しい知識や能力の継続的な獲得に努め,社会規範を遵守し,常に自己の評価検証を意識する姿勢を身につけている.
自己の位置づけの理解
医学と工学の連携による医工学の社会的,文化的位置づけを理解し,技術の開発において,グローバルな視点や地域の視点から持続的な社会の発展のために積極的に関与できる.
価値観の理解
多様な文化・価値観の存在や医療の高度化・生活の質の向上などの社会的要請と医工学との関わりを認識し,それらを技術の開発・発展に対して生かす姿勢を身につけている.
問題解決能力
健康・医療に関連する解決すべき問題を発見し,それを解決可能な手段・方法に展開し,解決することができる.電子,情報,機械など,工学の特定専門分野の知識,および医学の基礎知識を体系的に修得し,実験・実習項目を通じて実践力を養い,問題の解決に資することができる.また,その過程における社会的・科学的事象や思考結果を図や数式で表現することができる.
コミュニケーション能力
上記の問題解決のために,専門領域で必要な内容も含め,充分なコミュニケーション能力を身につけ,情報通信技術を利用し,外国人を含む他者と協調・協働し,さらに知的財産権や倫理に,特に生命倫理に配慮しつつ獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用することができる.