博士後期課程公聴会 (Basari)
日時
平成23年1月28日(金)
場所
フロンティアメディカル工学研究開発センター B号棟1階会議室
発表者
Basari
題目
Development of Simple Antenna System for Land Mobile Satellite Communications
主査
八代健一郎 教授
副査
山本悦治 教授,高橋応明 准教授,伊藤公一 教授(指導教員)
要旨
技術試験衛星?型は,車両やモバイル機器などの通信需要に対応する技術開発のため,2006年末に打ち上げられたものである.
本研究では,この衛星を用いて,大規模災害時などに一般市民が安心して使用でき,信頼性の高い車載用衛星通信システムの開発を行うことを目的としている.簡単な構造で水平面内のビーム切換を実現する薄型平面アンテナと GPS およびジャイロセンサを基本とした安価な衛星追尾制御によるアンテナシステムを提案している.走行状態に合わせて電波の放射方向が常に衛星に向く電子追尾システムを開発し,また追尾用回路も一体化した軽量・低姿勢アンテナを実現している.さらに,提案システムの特性を評価するため,実際に衛星を利用した実験を行い,衛星追尾が良好に行われていることを確認している.この衛星通信実験では,都市部,郊外,田舎の環境において,受信レベルおよびビット誤り率の測定,樹木や歩道橋などによるシャドーイングの影響評価も行い,実用に耐えうることを確認している.
本研究では,この衛星を用いて,大規模災害時などに一般市民が安心して使用でき,信頼性の高い車載用衛星通信システムの開発を行うことを目的としている.簡単な構造で水平面内のビーム切換を実現する薄型平面アンテナと GPS およびジャイロセンサを基本とした安価な衛星追尾制御によるアンテナシステムを提案している.走行状態に合わせて電波の放射方向が常に衛星に向く電子追尾システムを開発し,また追尾用回路も一体化した軽量・低姿勢アンテナを実現している.さらに,提案システムの特性を評価するため,実際に衛星を利用した実験を行い,衛星追尾が良好に行われていることを確認している.この衛星通信実験では,都市部,郊外,田舎の環境において,受信レベルおよびビット誤り率の測定,樹木や歩道橋などによるシャドーイングの影響評価も行い,実用に耐えうることを確認している.