PET

PETとは?
 放射性薬剤を投与し,生体内の薬剤分布を画像化する手法であり,主に形態情報を画像化するCTやMRIなどとは異なり,生体の活動度などがわかる生理的機能を画像化できます.

PET検出器のコンピュータシミュレーションによる性能評価と最適化

 1 mm台の均一空間分解能を達成可能なDOI(Depth of Interaction)検出器はシンチレータ結晶の種類やレーザ加工処理,反射材やライトガイド,受光素子の種類や配置により変化します. 開発中の次世代PET, PET/MRI装置の条件下で最適なPET検出器を開発するためにコンピュータシミュレーションによる性能評価と最適化をしています.
  

次世代PET装置の装置設計・性能評価
シミュレーション

 OpenPETを用いることで少ない検出器で広範囲を撮像できます. また,開放領域を利用して重粒子線治療と組み合わせることで,腫瘍位置の確認と治療領域の確認ができます. このような次世代PET装置の設計・性能評価をコンピュータシミュレーションで検討しています.
  
共同研究先 :
放射線医学総合研究所 分子イメージング研究センター 先端生体計測研究プログラム,生体イメージング技術開発研究チーム チームリーダー 山谷 泰賀